わくわく・ドキドキ・農業チャレンジ「いきいきファーム立江」発信!

粟田 善幸


あわた よしゆき
理事

1951年生まれ 
徳島県那賀郡椿村出身、徳島県小松島市在住
シニア情報生活アドバイザー

人々が行き交う“立江”の場
四国の東端、徳島縣那賀郡椿村の農家に生まれました。高度成長期の時代、大都市の労働力不足解消に農家の長男を都会に出すという国家施策があり、高校卒業と同時に大阪の郵便局に就職。その後、徳島に戻り、小松島郵便局で定年をむかえましたが、受け継いだ農業を持続させることは難しく、近隣農家と代理耕作契約しています。

私を行動に駆り立てるエネルギー源は2つの大災害です。一つは1995年1月17日の阪神淡路大震災。バイクに水を積んで被災地に向かうという支援行動ができませんでした。二つは2011年3月11日の東日本大震災。郵便局員として寄付金付き切手の販売に明け暮れました。どちらも為す術もなく立ち尽くした様な居心地の悪さと後ろめたさが滓のように残っています。

Farm19との係わりは、小松島在住という地縁、そして、想定されている南海大地震への備えともなる「共創」への共感から始まっています。これまでの教訓を活かし、対応能力を獲得し、地域再生・活性化に寄与できるひとを増やしたい。そのための人々が行き交う“立江”の場ができればと願っています。思いはそれぞれ。齢70古来稀なり。私のほんの少しの係わりがその思いを形にする手助けになるなら冥利に尽きます。

一覧へ戻る